エアコンが汚れて、臭いがするようになったら、内部にカビなどの雑菌が発生しています。今すぐにでも専門業者にクリーニングを依頼してください。浜松市内の方は、是非、当店をご指名ください。とは言っても、お金もかかるので、できるなら自分で洗浄してみたいというのも人情というものです。そこで、今回は一般的な家庭用壁掛けタイプの分解手順を説明します。

準備 分解に必要な道具

プラス(+)ドライバーが1本

これだけでも十分ですが、メーカー・機種(シャープ、富士通、日立など)によっては、車のパネル外しのようなツメのついた道具があればよい場合もあります。マイナス(-)ドライバーでも代用できますが、使い方を誤るとキズをつけることになりますので注意してください。ちなみに私はプラスドライバーしか使っていません。

手順1.電源オフ

エアコンは高い電圧の電気が流れています。エアコンを壊さないためにも、ご自身が感電しないためにも必ず電源を切ってください。電源を切るとはスイッチオフだけではなく、プラグをコンセントから抜くかブレーカーを落としてオフにします。エアコンは電源を別にすることが定められているので、余程古いエアコンでない限りブレーカーは個別になっています。

手順2.前面パネルとフィルターの取り外し

ここで道具は要りません。前面パネルは下の部分のロックを外すか、そのまま力を加えて持ち上げます。上部がヒンジ(蝶番)で留められているので外しますが、ここの外し方がメーカーによってまちまちです。通常、左右に動かしながら無理な力を加えることなく、そのまま上に上げ続けるか手前に引けば取り外せます。パネルが取れたら、フィルターを引き抜きます。ほこりが着いている場合は、まわりに飛び散らないように気を付けて、さっさとお風呂か外に持って行ってください。

手順3.ルーバーの取り外し

ルーバーは通常、全体をたわませて左右のどちらかから抜いて外します。またある一定のところまでルーバーを回さないと外せないものもあります。それは左右の取り付け部分を見ればわかると思います。ダイキンの場合は、ルーバー自体も柔らかく非常に簡単に外れます。富士通はバネが取り付けられていて、外すと取付が大変だったり、外した時にバネを紛失したりする可能性があるので注意が必要です。三菱電機はロックを外せば簡単に取れるようになっているタイプが多いです。シャープは妙にこだわった造りが多いので、構造がわからなければ取り外さない方が良いです。非常に壊れやすく修理は異常に高いです。

手順4.本体のプラスチックカバーの取り外し

本体の取り外しは、意外と単純です。エアコンの送風口の下、左右両側にあるネジを2つ外すだけで、ほとんどの場合、分解できます。このネジは隠れている場合もありますが、探すのはそれほど難しくないと思います。1センチ四方くらいの大きさの軟質プラスチックでおおわれていることが多く、指でつまむだけで簡単に外すことができます。ネジを外したらパネル全体を上に持ち上げて、上部のツメを上手く外します。このツメがメーカーによっては無駄に固く苦労することがあります。力をかなり入れないと外せないこともありますので、もし構造がわからなければ、ある程度挑戦してだめなら断念した方が良いかもしれません。とは言っても簡単に難なく外れることが多いのであまり心配しないでください。ダイキンの場合はアース線が本体の外側に回していることが多いので、先にこれを外す必要があります。富士通などネジが左右に加えて真中の3つあるものもあります。

以上が分解手順です。組み立ては逆順ですが不安な方は分解時に要所要所で写真を撮っておくと良いでしょう。フィルター自動掃除機能付エアコンは別の機会に説明させていただきます。

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