標準タイプ(掃除機能なし)部門

フィルター掃除機能のないエアコンの最大の利点は構造をシンプルにできるということです。構造がシンプルであればあるほどホコリや湿気が溜まりにくくなり結果として汚れにくくなります。となれば各社の違いはあまり出てこないように思えますが、やはり汚れに対して何も考えていない、利益しか考えてないメーカーは余計なものを色々とつけてしまいます。それではランキングに移りますが、汚れやすい順ですのでお間違いなくお願いします。

第1位 パナソニック/ナショナル松下電器(やっぱり汚い)

メーカーの思想ですので仕方ありませんね。エアコンを汚れにくくしようとか綺麗にしようという気持ちがどこにも感じられません。とにかくブランド力と広告で売りまくるというのが今のこの会社です。せっかくの掃除機能なしタイプでもシンプルさに徹することはなく、例えば共通部品を使うためにお掃除ユニットが付いてない機種でもフィルターを取り付けるためだけの同じようなユニットを追加してたり、これまで一つの部品だったものを三つに分割したり、ちょっと首をかしげたくなるようなことを平気でやってます。エアコン部門ではパナソニックという選択肢は論外と考えていいと思います。

第2位 ダイキン

エアコンクリーニングを仕事として始めるまではダイキンがこんな酷いメーカーとは知りませんでした。色々と問題はありますが、一番唖然としたのはこちらです。

フィルターを外した写真です。エアコン内部にあるグレーの色をした長方形のプラスチック部品がわかりますか?熱交換器に空気が流入する最も大事な部分に、これほど大きな部品が空気の流れを遮断しています。これは効率的なエアコンの運転を妨げることになります。ではこの部品がいったい何かと言うとこちらをご覧ください。

空気の流れを妨げる無意味なプラスチック部品

表から見るとただのプラスチックの遮蔽板にしか見えませんが、裏から見ても全く同じでただの遮蔽板です。一体何のつもりでこんな部品をわざわざ作って、わざわざこのエアコンに取り付けているのか疑問しかありません。写真は洗った後なので綺麗に見えますが、ここは湿気がたまりやすくカビで真っ黒でした。こんなものを付けているのでエアコンが簡単に汚れてしまうのです。ビフォアの写真を撮り忘れてすみませんでした。

他にも汚れとは直接関係ありませんが、品質上の問題もあります。分解組立時に部品が壊れやすいのです。

あきらかに中心がずれた、上下フラップの中央の支点

ここまで中心がずれた製品が普通に世に出てるのが不思議です。設計、製作、品質管理ともに技術が高いとはとても思えません。いったいダイキンの良さってどこにあるんでしょう。誰か教えてください。

第4位 その他、全社

3位までに入賞しなかった各社に、大きな差はありません。日立やシャープも掃除機能なしタイプでは比較的シンプルに製品を作っており、汚れにくくなっています。

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