最も多いハウスクリーニングの依頼個所ベスト3です。
第1位 エアコン
エアコンは定期的に洗浄しなければいけないということが、やっと定着してきました。エアコンは温度を調節すために部屋の中の空気を循環させています。そのため内部にシロッコファンという送風機の役割をはたす機械が取り付けられています。空気を循環させるとエアコンがほこりもすってしますのでフィルターというものでろ過します。最近は自動でこのほこりを取り除くロボット機能を備えたものもあります。フィルターは90%程度は役割をはたしますが、どうしても全てのほこりを受け止めることはできません。これがエアコン内部に徐々にたまっていくことになります。これは自動フィルター掃除機能であっても同じです。
次にカビや雑菌の発生です。エアコン内部は冷房を使うと結露します。この結露が原因でカビが発生します。カビは湿気が好きです。エアコン作動中発生した結露による水分、これはエアコン停止後もなかなか乾燥しません。ほこりに吸収されればなおさら乾燥させることは困難となり、カビの温床となります。最近のエアコンのほとんどは内部クリーン・内部乾燥という機能があり、エアコンをオフにした後もしばらく送風を続けて自動的に湿気を取り除いてくれます。カビの発生を抑制するためにも、この機能はぜひ利用してください。
第2位 換気扇(レンジフード)
一般の方が手を付けられるのは、フィルターの清掃や交換までがほとんどです。中には内部を掃除する方ももちろんいらっしゃますが、分解や組立が苦手な方はクリーニングの前に部品をはずすことすら腰が引けてしまいます。それと油汚れです。本体表面であれば、気づいたとき洗剤を使用してふき取ったりしますが、内部はそうはいきません。たまった油は時を経て頑固な汚れの塊となり、とても素人の手におえるものではなくなってしまいます。
そうなる前にクリーニングを依頼する方が多いのがランクインした理由です。油は低温では固くかたまります。できれば大掃除シーズンの年末の寒いときではなく、油がやわらかく取れやすくなっている温度の高い時期にクリーニングしてください。
第3位 浴室(お風呂、バス)
お風呂は水垢とカビですね。これは頑固です。湿気のないお風呂はありませんから、何もしないでほっとくと浴室は一日中ジメジメした状態です。湿気ているあいだはカビを繁殖させ、乾燥すると水垢を作ります。バスの水は、水道の蛇口から出たときすでにカルシュウムが含まれています。人が体を洗うと皮脂などの油成分が混ざります。さらに石鹸やシャンプーの残りかすも混ざってきます。これらがきれいに排水口から流れ出てくれれば良いのですが、そうはいきません。壁や床に汚れの混ざった水は表面張力でへばりつきます。
そうなんです。そうやって濡れている時は、カビ菌の天国です。そして乾くとそれらの汚れが垢となって壁、床、天井に固着してしまいます。これを毎日繰り返して、汚れ放題になった風呂は、もはや素人がなんとかできるレベルではありません。これが浴室がトップ3のひとつに選ばれた理由です。